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工藤 和彦 展/Kazuhiko Kudo 陶器


2011.9.7[wed.] – 9.15 [thu.]
工藤和彦さんは、地元、北海道旭川の原土をスコップで掘って採集しています。
その特質であるきめの細かい土を、昔ながらの「蹴ろくろ」で、ひとつ、ひとつていねいに成形し、黄色味をおびた粉引と、白い粉引の器を作り続けています。
窯の中でしっかり焼き上げることで、軽くて硬い、安心感のある焼き上がりもまた、特徴のひとつです。
今年、41歳。
工藤さんにとって、最近、自分の心情が変りつつあると感じることが多いそうです。
「密教やアミニズムに関する本を読んだりするのですが、、、『食べるという行為』は、人にとって『真剣な行為』であると知らされました。ものを食べる時の器には、邪悪なものが入り込まないようにと、文様などに魔除けの意味が込められていたそうです。今回の大震災もあって、食べるための道具としての器を作る自分にも、ある種の真剣さが問われているのだと改めて感じています。今までとは違った意識で器を制作しています」
すきっとした仕上げが気に入っている白樺の灰釉に刷毛目を施すことで、より白樺の木のイメージに近づいたかな、、、と。
また、緑色の器を作りたいと長年試行錯誤していて、透明感のある自分流の緑の器にたどりついたかな、、、と。
「少しは変わった!と、思われたいです」と話す工藤さん。
陶芸家としての覚悟が据わり始めた、こんな時期の個展も楽しみです。

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