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北野 敏一 展/Toshikazu Kitano 磁器


2009.11.21 [sat.] – 11.29 [sun.]
個人作家として独立以来、北野敏一さんはずっと染付・鉄絵・白磁による器作りを続けています。
欲をかかず、無理をせず、手を抜かず、、、
古染付や李朝など“旧き良き焼き物”に対する勉強も欠かしません。
その一筆、一筆はゆっくりと一生懸命です。
でも、お人柄でしょうか。
押し付けがましくなく、てらいもありません。
時として不器用にも見える温かみが、人の心を捕らえるのでしょう。
日本の陶芸界には、かつての名品を愛で、自分なりの解釈で絵柄を模倣する『写し』という作風があります。
魯山人を始め、多くの陶芸作家が旧いものに共感し“自分だったら、、、”と、再生の意欲にかられるようです。
「毎日使う器だから“可愛らしい”という印象は大切にしています。古典を見たり、他の作家の“解釈”や“くずし方”を参考にしながら、楽しんで器作りを続けています」と、北野さん。
大学は工学部出身。
この道に入ってからも、特に師匠というものも持たず『我流』を貫き通しています。
「特に、絵を描くのが得意ということでもないのですが、筆で絵付けをしている過程の『だみ筆』を入れる感触がとても好きです」と。
職人肌というわけでもなく、時にユーモアのセンスをもって、おっとりと楽しい北野さんの絵付けです。
すっと手が出る馴染みやすい器ですが、北野さんの制作エネルギーを感じとれることがうれしいです。

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