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工藤 和彦 展/Kazuhiko Kudo 陶器


2007.9.6 [thu.] – 9.13 [thu.]
サボア・ヴィーブルで毎年開催する個展も、今年で6回目になりました。
“ベストセラーよりロングセラー”をモットーに器作りを続けている陶芸作家です。
かつて信楽で修行中、知的障害者に陶芸指導をした経験がこの道に入るきっかけになったという工藤さん。
“土が採れる”という情報を耳に、北海道に呼ばれるように移り住んで13年。工藤さんは旭川という地に、日常の生活と仕事の縁を深く感じているようです。
自分の身長が埋まるくらい深く、スコップで掘っている牧草地の土は、中国から黄砂として飛んできた、鉄分を多く含んだ粘土です。
これが、黄色みを帯びた粉引きの色合いの基であり、また、近くにある知的障害者施設に暮らす、みんなの暮らしの塵や埃がしみ込んだ土でもあったのです。
NPO“ラポラポラ”の代表として、引き続き、北海道在住のアーティストと共に、ボーダレスアートの活動にも力を注いでいます。
きめの細かい土質をしっかり焼くことで、この軽く、硬い印象の土物に仕上がります。
「気負い」や「てらい」のない飽きのこない器ですが、工藤さんの情熱と個性を感じます。
最近は、色合いを少しずつ「白」に近づけた器も作っています。
とはいえ、黄色をベースにしながらの白い印象の粉引です。
今回の個展では、皿など新作の器も多種揃います。
ぜひ、日常の食卓で、楽しんでお役立てください。

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