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出町 光識 展/Mitsunori Demachi 陶器


2007.6.27 [wed] – 7.4 [wed]
緑色の釉薬に、こだわり続けている陶芸家です。
判りやすく“オリベ”ということばを選んでいますが、ご本人が意図する緑を仕掛け、狙い続けています。
出町さんが出したい緑色は、生命が息吹く春先の萌黄色だそうです。
“焼いて、溶かして、混ぜる”という、火を通り釉薬が流れ混じり合って生まれる、神頼みにも似た焼き物の色合いです。
かつて、古田織部が残した織部に代表される緑色とは、ちょっと印象が違うようです。
“樹々の緑が人に与える癒しや生命力に、日本人特有の自然信仰を感じます。器という小さな世界でも、創り出す側と使いこなす側が、ふと共有できる情緒感を持てたら、、、と食器を作っています”と、話して下さいました。
懐石料理では、樹々が紅葉し自然界に緑が少なくなった秋の季節に、懐かしむように緑の織部の器を使います。
また、新緑の緑が美しい春の季節には、緑をもっと堪能しようと、あえて緑色の器を使ったりすることもあります。
今回は唐三彩という表現も含め、改めて緑色の釉薬の可能性にこだわってみようと、新たな意識で器を制作してくださっています。
土物ながら、シャープで、緊張感のあるフォルムを意識し、かつ、土の素材が持つ暖かさや野暮ったさも合わせ持った器作りが出町さんのモットーです。
常に自問自答を繰り返し努力を惜しまない陶芸家です。
出町光識ホームページ

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