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国重 晶 展/Akira Kunishige 陶器


2005.4.22 [fri] – 5.1 [sun]
食べる事と同じぐらいの比重で、彼女にとって陶芸は、生きていく上での必要不可欠の要素のようです。
それは、職業としての いち手段でもなく、かといって趣味の範囲でもなく、
巡り逢えた土と対峙している事が、無心に自分と向き合っている大切な時間のようです。
生み出されるモノは、かつての可愛いお尻のオブジェ、今は、クリスマスツリー、照明器具、そして器。
時に、政治や思想に過敏に反応し、メッセージ性のある平面作品も創ります。
やたら穴を開けて減らそうとする作品と、しつこく要素を加えていく作品など、
一人のアーティストから生まれるには、作風という視点では一見矛盾に満ちているように思われますが、ナイーブな彼女の心の内を観るおもいです。
ほとんどが独学で、今に至っています。
窯を自宅に設置した時も、操作が判らず近くの陶芸家に炊き方を教えてもらったとか。
陶芸こそが、言葉に代わる彼女の自己表現手段なのでしょう。
社会一般の物差しに左右される事なく、自らの心の赴くままにモノを生み出そうとする、ピュアーな作家です。
初個展となる今回は、器を中心に、日常使えるモノの中に彼女の個性が生かされます。
国重晶さんにとって陶芸は、彼女の日常生活のヒトコマのようです。

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